弱小個人投資家が四苦八苦する様子をどうぞお楽しみください。

投資信託の過去運用実績

私は2016年末に証券口座を開設し、2017年から投資を始めました。

株式取引は怖いし、何から始めようかと迷っていた私が初めておこなった投資が”投資信託”でした。

投資信託とは、ファンドと呼ばれるプロの投資運用会社にお金を預けることで、私たちの代わりに世界中の株式や、債券、不動産などに投資をおこなってくれる投資方法です。

投資信託を選んだ理由は投資信託は100円と少額から積立ができるため、貯金感覚で始められるところが気軽でいいなと思ったからです。

今では自分で株式取引をしているので投資信託はほとんど解約してしまったのですが、過去の実績を振り返ってみます。

これまでの累計損益

解約済の行が確定した結果になります。

3年間で+27,761円の利益が出ました。

①買った投資信託合計:約279万円

②売った投資信託合計:約282万円

②-①=27,761円

つまり、投資信託を買った金約 1%が利益となりました。

これって少ないと思いますか?

 

いえ、決して少ないとも言い切れません。

(投資信託の中でもリスクの高い商品を購入していたので、良い成績とは言えないのが本音ですが…。)

 

マイナス金利と呼ばれる金融政策が続いている銀行預金の利子はご存じでしょうか。

定期預金の利子でも0.002%、普通預金の利子に至っては0.001%の銀行がほとんどです。(2020年4月時点)

 

つまり、1%という数字はその500倍、1,000倍!

極端な話になってしまいますが、銀行預金では、280万円を1,000年間預けてようやく28,000円の利子しかつかないということになります。

(今のマイナス金利政策が永遠に続く訳ではありませんので極端な例です。)

 

リスクに備えて資産の一部を預金などの現金で保有することは投資では必須だと思いますし、買った価格よりも資産が減るリスクは必ず覚悟しなくてはいけません。

それでも全額を銀行預金に回すより、ほんの少しでも投資に回したほうがいいと思いませんか?

年別の実績

投資1年目の2017年でも利益を出すことが出来ました。

2018年には米中貿易戦争が本格化し、株価が下落してしまったため損が出てしまいました。資産が減ってしまうことがあると必ず理解して、自己責任で投資しましょう。

”投資したお金が全て無くなったとしても構わない”という金額でしか投資はするべきではありません。

1円でも損したくないという人には投資はおススメできません。銀行預金や節約をしたほうがいいと思います。預金や節約も立派な資産運用方法です。

私の場合は投資が楽しくて仕方なく、投資に回すお金を増やすために貯金や節約が出来るようになりました。投資で生活費を稼げるようになることが人生最大の目的になりました。

 

自分が投資でいくらお金を稼ぎたいのか、何のためにお金が欲しいのか、必ず目標と目的を決めましょう。

年別の投資信託ポートフォリオ

2017年

カテゴリ別割合

株式型:61% 債券型:29% REIT型:9% バランス型:1%

域別割合

日本:53% 先進国:31% 新興国:15% 全世界:1%

本を読んで勉強したところ、「ふむふむ…どうやら色々な投資信託を買ってポートフォリオを組んだほうが良いんだな…。」と、初めから色々な投資信託を購入してました。また、株式型の方がリターンが良さそうだから比率は多めにしておくか!という考えだったと思います。懐かしい。 笑

債券型の投資信託は株式と比較してリスクが少なく、この比率を高めると安全性が増します。(損が出ない訳ではないです。)

バランス型のファンドを買っていたのは自分で組んだポートフォリオとどちらがリターン率がいいか勝負したかったからですね。

地域別では、日本と海外でおおよそ50%ずつにしていました。円安、円高にどちらになるかよくわからなかったので、どちらに転んでもいいように半々にしておこうと考えていたと思います。というか、円安、円高って何??ぐらいの知識しかこの時はありませんでした…。

 

 

ポートフォリオ内で利益が最も多かった投資信託

三井住友TAM-SMT新興国株式インデックスオープン +11.91%

中国などの新興国の株式を買うインデックスの投資信託です。2015年に起きた中国の経済危機(いわゆるチャイナショック)から回復基調にあった中国の株式が牽引して、好成績でした。

今では新興国の株式型で信託報酬も安い投資信託も増えたので、今後この投資信託を買うことはないかも…。

ポートフォリオ内で利益が最も少なかった投資信託

明治安田ーノーロード明治安田 J-REITアクティブ -2.67%

こちらはREIT型と呼ばれる不動産に投資するタイプの投資信託で、アクティブ型です。インデックスのREIT型投資信託も保有していたので、インデックスとアクティブのどちらが成績がいいか比較のために買いました。

2017年は株式市場が絶好調の年で、REITは振るわず足を引っ張る形でしたが、組み入れの比率が少なかったため、それほど損失は出ませんでした。

 

投資信託を始める前に読んだ本

お金の基本 図解 はじめての投資信託  出版:株式会社学研パブリッシング 著者:朝倉智也

②30代でも定年後でも、ほったらかしで3000万円!投資信託はこうして買いなさい 出版:ダイヤモンド社 著者:中野晴啓

③10万円からはじめる![貯金額別]初めての人のための資産運用ガイド 出版:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン  著者:内藤忍

特に①の本は図説がわかりやすく初心者におススメです。

モーニングスター社という投資信託を格付けする会社の社長が著者なので、中立的な立場から投資信託とは何か、どんな投資信託を買えばいいか、購入後のチェックポイントやさらには売却に関することまで幅広く説明されています。この1冊だけでも十分かもしれないです。

2018年

カテゴリ別割合
株式型:77% 債券型:14% REIT型:9% バランス型:0%
域別割合
日本:30% 先進国:48% 新興国:22% 全世界:0%
2017年の株式市場が好調だったことに味を占めて株式型の比率がさらに上がってます。年末のクリスマスで大暴落が起きるとも知らず…。バカヤローと伝えてやりたいですね 笑
地域別の割合としては日本が少なくなってますが、日本株式をすでに自分で取引するようになっていたので、国内株式型の投資信託の割合を減らしてました。
また、国内債券は安全資産の性質が強くほとんどリターンがでなかったので、この分の資金は株式取引きに回そうということで割合を減らしました。
自分でポートフォリオを組めばバランス型より信託報酬を安くできると分かったため、バランス型の投資信託も買わなくなりました。

ポートフォリオ内で利益が最も多かった投資信託

大和-iFree J-REITインデックス +3.29%

インデックス型の国内REITの投資信託です。2017年の成績が悪かったところからの回復を見せました。2018年は株式市場がまったく振るわず、景気後退入り(リセッション)か!?と騒がれていました。

昨年好調だったのに、1年でガラッと雰囲気が変わってしまうところが本当に怖かったなあ。

ポートフォリオ内で利益が最も少なかった投資信託

レオス ひふみプラス -17.72%

当時テレビなどでも取り上げられた大人気のアクティブ投信です。独特な銘柄選びで成長性のある中小型株を組み入れ、好成績を上げ続けていました。インデックス投資信託ファンの心変わりをさせた恐ろしいファンドでしたが、米中貿易戦争で中小型株が大暴落。

アクティブファンドで信託報酬が0.98%とお高めなのですが、成績がインデックスファンドを大きく上回っていたので、購入したのですが…。アクティブファンドだから下落時もプロの手腕で下落を抑えてくれると思ったら、保有していた日本株のインデックスファンドより成績が悪いという結末です。

2019年

カテゴリ別割合

株式型:96% 債券型:2% REIT型:2% 

域別割合

日本:5% 先進国:90% 新興国:5% 

この年には株式の信用取引も始めたので、日本株の個別取引に専念する資金確保のために投資信託は先進国の株式型投信以外すべて2月に売却してしまいました。なので、ポートフォリオにすらなってないのですが一応。

ちなみに2019年末まで保有していた唯一の投資信託がこちら↓ (リターン+10.45%)

楽天・全米株式インデックス・ファンド:アメリカ市場に上場する大型から小型株の約4000銘柄ほぼすべての株式を購入するという究極に分散の効いた投資信託です。株式型はこの投資信託さえ買っていれば他は買わなくてもいいかなとも個人的に思います。アメリカだけが対象ですがGDP世界一の国への投資なので、このファンドの価格が下がり続ける=世界的な景気後退 とも言えなくもないので、これ1本という選択もありだと思います。しかも信託報酬が0.162%とめちゃくちゃ安いです。

SBI証券のみで買える「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 」が驚異の信託報酬0.0938%で販売されたため、2020年にはこちらに乗り換えてしまいましたが…。アメリカの株が0.1%以下の手数料で間接的に買えるってめちゃくちゃいいですよ!!

私の投資信託の活用方法

私は外国株式の知識がまだ少なく、個別の外国株式取引は難しそうなのでリスク分散の効いた投資信託で補うという使い方をしています。

人口が年々減っている日本で株式市場がずっと右肩上がりに成長するとは考えにくく、国内のインデックス投資信託はいずれ成長が止まってしまうのではと考えています。

ですので、今後も成長が続くであろう外国の株式を保有したいのですが、個別株を取引きするほど知識がまだないため、投資信託で間接的に外国株を保有しようという考えです。

やはり外国で今後も成長が続きそうなのがアメリカですので、アメリカの優良500社の株で構成されるS&P500のインデックス投資信託「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 」をつみたてNISAで購入しています。

コロナウィルスの影響でアメリカの株式市場もかなり価格が下がりましたが、まだ上下に乱高下する展開ですので、リスク分散して積立できる投資信託がとても便利です。

今後の投資信託への投資に関して

今はほとんどのネット証券会社で100円から投資信託が買えるようになっているので少額で低リスクかつ分散の効いたポートフォリオを組んで、投資信託をまた開始していこうと思ってます。

こちらは資産を増やす目的というより、低リスクのポートフォリオで年間どれくらいのリターンが出るのか検証するためにおこなってみたいなと。

別の記事でどんなポートフォリオを組むか検討して、5月から始めようと思います。

投資信託を始めたい、始めたばかりという皆さまの参考になれば幸いです。

 

 

それでは、Have a good trade!

フォローよろしくお願いします(^^

投資信託 過去実績の最新記事4件

>

※このブログでは報酬を頂く投資助言等は致しません。特定の有価証券、金融商品の売買を勧誘する目的は一切ありませんので予めご了承くださいませ。投資は自己責任で、無理せず楽しみましょう! 

CTR IMG